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治療費のシュミレーション

医療費控除について

家計をともにしている家族が支払った医療費を、その年の所得から差し引き、所得税を軽減することができる制度が医療費控除です。医療費控除の対象金額などに応じて、控除額が決まります。

矯正治療でも医療費控除の対象となるものが存在します。過去の医療費で申告し忘れていたものでも、5年前までならさかのぼって申請することができますので、申告をするのを忘れていた方や、医療費控除の対象になることを知らなかった人はこの機会に申告してみましょう。

子どもの矯正治療のケースはほとんどの場合で、医療費控除の対象となります。また大人のケースでも矯正の専門医が診断し、医学的にトラブルがあると認めた場合には、医療費控除の対象の中で治療できるものもあります。基本的に美容目的の場合の治療は医療費控除の対象とはなりませんので、注意が必要ですが、噛み合わせなどの問題が認められた場合は、患者さま本人がたとえ美容目的であっても、医療費控除の対象となります。医療費控除の対象となるかわからない場合は、まずは気軽に医師に相談してみましょう。

矯正治療で対象となる医療費として適応されるものには、支払った治療費はもちろん、交通費といった通院費や治療に必要な医薬品の購入費用も含まれます。歯周病の治療のためであれば、歯ブラシ類や歯磨き剤といった口腔衛生用品なども適応可能な場合があります。しかし、通院のために消費した自家用車のガソリン代や大人の矯正治療で純粋に美容目的のケースなどは医療費控除の適応外です。大人の矯正治療を場合には、医療費控除として申告する際に医師の診断書が必要となるケースがありますので、必要な場合は申し出てください。

還付金が戻ってくる時期は状況などによっても微妙に差がありますが、申告後１〜２ヶ月ほどで戻ってきます。便宜上、還付金の受け取りは預貯金口座への振り込みを利用することがほとんどです。

医療費控除の対象となる金額の算定方法

医療費控除で戻る金額の算定方法